リン青銅について

ブロンズ像の制作には通常 BC-6(JIS規格 通称ブロンズ:銅85% , 錫5% ,鉛5% ,亜鉛5%の合金) が利用されていますが、地金に鉛が含まれていることで、酸性雨の影響を受けやすく着色の劣化や鋳肌荒れなどの損傷で、現在、多くのブロンズ像に修復の必要性が出ています。また、環境保全の視点からも鉛レスが取り上げられるようになり、近年その傾向が徐々に高まっています。
当社ではこれらの問題から、屋外設置の銅像製作には鉛を含まないリン青銅の使用を推奨しております。
リン青銅はブロンズに比較して耐食性、耐磨耗性、強度の面で非常に優れており、工業用としては歯車や軸受けなど、使用環境の厳しい製品の材料として使用されています。酸性雨の被害としてブロンズで問題になった腐食・割れなどがほとんど無く、海岸付近などの厳しい環境にも耐える合金です。